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『最後列から見た景色』

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昨年3月から格安飛行機『Peach』の新潟-関空が開通し、急激に飛行機に乗る機会が増えました。

だいたいいつも2か月ほど前に予約をとる僕は、なるべく前の方の席を…と思って予約しているんですが、今回、1/4分のPeachを予約しようとしたところ、なんといっぱい!

そうか、仕事始めか…

何とか予約はとれたものの、初めて飛行機の最後列に乗ることになりました。

あーぁ、最後列か…こりゃ入るのも面倒だし、出るのも遅くなるな…

と思ってたんですが、実はそこで!
【新たな発見】
があったんです!

これまで僕は、飛行機が着陸し、アナウンスと同時に乗客の『誰もが』我先にと一斉に席を立つ、そう思い込んでました。基本的にはゆっくり動きたいタイプの僕も、さすがにこの時ばかりは周囲に合わせて席を立って、狭い機内を押し合うように並んでたんです。

そして今回-。
最後列なので、着陸と同時に席を立ったところで無駄。
人がどんどん降りていく様子をじっと観察していました。

すると…
席を立ち、並び、我先にと降りていく人たちは、実は乗客の7割だけだったんです。
あとの3割の人たちは、通路が空いてもまだ立たない(笑)
ゆっくりと身支度を整え、まだ本を読んでる人もいる!
そして自分のペースで降りていくんです。

そっか…。
「アナウンスと同時に『誰もが』我先にと席を立つものだ」とこれまで思い込んでた僕は、実は自分がその7割の中にいた、というだけのことで『誰もが』そうする思い込んでいたんだ!

これは怖いことだな…
自分に見えてる世界を、『誰もが』って思ってないか?
実はそんなことないんじゃないの?

…ってことはつまり、これからは、もっといろんな場所から物事を見るようにしたいな。
自分が常に過半数の中にいるだけじゃなくって、場合によっては自ら進んでマイノリティの方にもどんどん入り込んでいって、そこから見える景色も見てみたいな。そうすればもっともっと、見え方に幅が出る。同じ事象の捉え方にも幅が出る。多様性の理解って、そうゆうことなのかな…

 

そんなことを考えながら飛行機をゆっくりと降りた、1月4日の午後でした。
で、そのせいで関空→奈良行きのリムジンバスに1本遅れた(笑、泣)
まぁもともと天候のせいで延着してたんですが。

ご迷惑をおかけした関係者の皆様、大変申し訳ありませんでした…。

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